食道がんとは?

食道がんとは?

食道は、あなたの生命を維持するために必要なエネルギーを吸収するために必要な器官です。

 

 

のどと胃をつなぐ大事な器官であり、なんと長さが25mもあるのです。
特に食べ物を毎日3回以上胃へと通していくため、食べ物がとおりやすいように、内側が特殊な粘膜になっているのです。

 

今回のページで説明する食道がんですが、この粘膜の表面にある上皮から発生するのです。また日本では食道がんのほとんどのケースは、扁平上皮ガンなのですが、これは世界で国によって変わってきます。

 

これは主に食生活の違いから来るものでしょうが、例えば、欧米になると食道がんでは、腺ガンという食道がんが多いのです。

 

この腺ガンという食道がんは、ほとんどが胃の近くの食どうの下部で発生します。

 

最近では日本でも食生活の変化が起きているため、これからの食道がんは欧米のように腺ガンが増えていくであろうと予想されています。

 

食道がんの死亡率とかかり易い年代など・・

食道がんにかかり易い年代は一体いくつくらいでしょうか?
一般的には、食道がんにかかる率や死亡率は共に40代から増加していくといわれています。

 

 

しかも男性のほうが女性よりもかかりやすく、その理由としては喫煙や大量の飲酒が挙げられます。喫煙と飲酒が重なる事で食道がんの相乗効果のリスクもあることも分かっています。

 

どんな種類のガンでも、禁酒と喫煙は引き金になりうることが分かります。

 

更には禁酒喫煙以外にも熱い飲み物なども食道がんを引き起こす原因になるという事も研究で分かってきているようです。

 

また食道の周辺には気管・気管支などが密集していますのでガンが大きくなってくるとこれらの臓器に広まります。これを浸潤といいますが、転移が激しくなりますので注意が必要です。

食道がんの特徴

食道がんは初期症状が全くないことが多く、定期的に行う健康診断や人間ドッグで発見される事が多く、逆に言えば定期的に診察を行っていないと見逃す可能性が多いということです。

 

また食道近辺には大事な臓器もたくさんあり、器官などに転移しやすく危険です。

 

食道がんは自覚症状がないため分かりにくいかもしれませんが、体の異変に気付いた時には注意しましょう。
主な自覚症状としては、ガンの進行にもよりますが、

 

食べ物を飲み込んだ時胸の奥が痛む
熱いものを飲み込んだ時胸の奥が痛む
熱いものを飲み込んだ時しみる
食道で食べ物が詰まる
体重が激減する
むせるようなセキや血のついたたんが出る
声がかすれる

 

このように、一見見逃してしまうようなものばかりですので注意が必要です。

 

 

また食道がんの一般的な標準治療は手術となりますが、症状によって食道を切除しない化学放射での治療も医学の発達により選択肢として出てきていますのでこういった技術の発達により、がん患者自体の生活向上も上がってきています。

 

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