晩期合併症とは
晩期合併症とは、手術後しばらくたってから起こる問題の事です。
ガンでの治療には、様々な効き目の強い薬や、ガン細胞を殺すために体に負担のかかる方法がとられますので、晩期合併症は,がん患者の方にとって重要な注意事項になっています。
この晩期合併症は、ガンの疾患そのものよりも抗がん剤や、放射線治療、手術や輸血などが原因となっていることが多く、本人はもとより、家族全員の方に現在どのような晩期合併症になっているかを知ってもらう事は大変重要です。
また、晩期合併症は大変個人差があります。
どのような晩期合併症が出やすいかは病気の種類や受けた治療、年齢などの様々な要因から変わってきます。更に程度も重かったり軽かったりと様々です。
ですのでしっかりどのような状態であるかを見る必要があります。
また,アントラサイクリン系の心筋毒性などの抗がん剤による晩期合併症は、しっかり長期にわたっての観察が必要になってきます。