胆のうガンとは?
まず、胆のうガンについて調べる前に、胆のうと言う臓器について少し話してみたいと思います。
胆のうは、場所で言うと肝臓に下にあり、臓器の役割としては肝臓で作られた胆汁という消化液をためて置く場所と考えてください。
人間が食べ物を食べると、胆のうがその情報を感じ取り、それによって胆汁を分泌し始めます。
その後、胆のう管から総胆管を通り,十二指腸を通り消化を助けます。
このような胆のうや胆のう管に出来た悪性の腫瘍を胆のうガンといいます。
胆のうガンを引き起こす原因としていくつかの病気が知られています。
その病名は胆石、胆のう、胆管炎、潰瘍性大腸炎、クローン病,原発性硬化性胆管炎などです。
また、女性である事や、肥満や高カロリー摂取、野菜、果物不足などもリスクとして考えられています。
更に胆のうガンは、胆石や胆のう炎を合併していると、非常に強い痛みを伴ったり、稀に発熱も伴います。
これは他のガンではあまりないことですし、こういった症状はガン特有のものではありません。
胆のうガンは、大変複雑で、ガンが進行していき肝臓、総胆管、十二指腸などにガンが転移した場合、その程度にとって様々な症状が出てきます。
部位的に、最もよく見られる症状として腹痛があげられます。
その他の症状としては、黄疸です。
また、進行していくと、 便の色は白っぽくなってきます。
わき腹にしこりなどもみられる場合もあります。
ガンが広がっていくと胆道をふさぐのですが、この状態になると、胆汁が肝臓に逆流して行きます。
こうなってきた時に目や皮膚が黄色になっていく症状を、黄疸といいます
胆のうガンの早期発見について
最近では、超音波検査などが、ガン検査において普及してきていますので、胆のうガンが早期に発見される事が、大変多くなってきました。
胆のうガンに限らず、ガン自体は早期発見できて、手術が出来れば完治も見込めます。
胆のうガンに限っていえば、死亡率が年々減少していますので、早めに受診する事が早期発見に繋がっていきます。
胆のうポリープという胆のうの壁から内側にキノコ状に突起するできものもあるのですが、概ね良性が多いのですが、この胆のうポリープは、ガンとの区別がつきにくいものです。
大体の目安としては、大きさが10mmを超えていれば胆のうガンの可能性もありますので注意が必要です。