胆のうガンについて
胆のうガンについてエントリー一覧
- 胆のうガンとは?
- まず、胆のうガンについて調べる前に、胆のうと言う臓器について少し話してみたいと思います。胆のうは、場所で言うと肝臓に下にあり、臓器の役割としては肝臓で作られた胆汁という消化液をためて置く場所と考えてください。人間が食べ物を食べると、胆のうがその情報を感じ取り、それによって胆汁を分泌し始めます。その後、胆のう管から総胆管を通り,十二指腸を通り消化を助けます。このような胆のうや胆のう管に出来た悪性の腫瘍を胆のうガンといいます。胆のうガンを引き起こす原因としていくつかの病気が知られています。その病名は...
- 胆のうガンの検査方法など
- 胆のうガンの初期の状態では血液検査で異常が出るということはありません。しかしガンが広がってきて胆道などを圧迫し始めるようになってくると異常が出始めてきます。具体的には、血中のビリルビンやアルカリホスファターゼというものの数値が高くなってきます。また腫瘍マーカーというものも使われますが、これは血液検査に体のどこかに潜んでいるガンについて調べるものです。また、通常のガンのように体の表面にエコーを当てる超音波検査、CTやMRI検査などもあります。胆のうガンでの検査で超音波で胆のうが見えない場合には、胆...
- 胆のうガンの治療法について・・1
- 胆のうガンの場合、ガンが胆のうのないぶの壁に留まっているとき、胆のうや、肝臓の一部を取り除く事によって5年生存率は9割近くといわれています。しかしガン細胞が胆のうに留まらず、肝臓などの他の臓器に広がっていくとそれらの臓器のガン細胞に侵された部分も削除しなくてはいけなくなります。肝臓にたくさんの転移がある場合、離れたリンパ節に転移している場合、またはガン細胞が腹膜に飛び散っている場合などは手術の効果は期待できません。ですので胆のうガンの場合は、ガンの広がりによって術式が全く変わってきます。また、胆...
- 胆のうガンの治療法について・・2
- 多くのがん治療で使われている抗がん剤治療ですが、胆のうガンに対しての有効性というものは今のところはっきりしていないのが現状です。ですので、胆のうガンに置いて抗がん剤の治療はすすんで行われていないのですが、2006年に日本で新しい抗がん剤が、胆のうガンを含む胆どうがんに保険承認されてから、今後の評価が期待されている状態ですので、これからの治療において抗がん剤が盛んに使われる可能性もあるかもしれません。なお、抗がん剤の副作用については健康な体の組織にも影響を与える場合もありますので、しっかりした知識...
- 胆のうガンの経過観察や転移
- ガンの種類によって転移しやすいガン、再発しやすいガンがありますが、胆のうガンは再発しやすいガンの仲間とされています。ですので、定期的に通院しながらガン細胞の様子を見ながら再発防止に努めていかなくてはいけません。また、転移についても非常に高い確率でなりやすいガンとされています。これは、胆のうの臓器のつくりから来るもので、胆のうの壁は薄くもろいものですので、ガン細胞が肝臓や腹膜、リンパ節などに広がっていく事が多いからです。