多発性骨髄腫の治療を進める上で大事な事は、1つ目ハ経過によって治療法が変わるということで、初期治療で得られた効果を維持させるために行う維持療法、再発、再燃、難反応に対する治療などに分けられます。
2つ目は、従来からの実績に基づく標準的な治療と、新しい研究治療があるということです。
3つ目は、骨髄腫は重大な合併症を引き起こす可能性があるため、骨髄腫そのものの治療より合併症の治療を優先させる場合があるということです。
抗がん剤治療
抗がん剤治療には、標準的な2つの薬剤を使う方法と多くの抗がん剤を使用する多剤併用療法があります。
腎障害や全身状態が悪い場合、速めの効果が期待できる多剤併用療法が薦められます。
大量化学療法
造血幹細胞移植は大量の抗がん剤を投与して可能な限りガン細胞を殺し、その後本人の造血幹細胞を点滴するという方法で、生存期間を延ばす効果が期待できます。
造血幹細胞移植には自分の組織を移植する自家移植と他の人の組織を移植する同種移植がありますが、骨髄腫には安全性の高い自己幹細胞移植が主に使われます。
維持療法
今まではMP療法をはじめとした抗がん剤治療が行われていましたが、インターフェロンヤプレドニゾロンが用いられる事もあります。
インターフェロン
インターフェロン皮下注射は、生存期間を延ばす効果がありますが、間質性肺炎、うつ病などの副作用もあるため、注意が必要です。