今でこそ多くの治療法がある骨肉種の治療ですが、実は昭和の45年以前では骨肉腫の治療法は手術のみでした。
更に、その当時では骨肉腫自体での再発率は大変多く、約9割の患者さんがさいはつしていました。
しかし昭和46年以降に抗がん剤を手術後に使うようになってから再発率が劇的に下がり、治癒率を上げる事が出来ました。
また、手術前にも抗がん剤を使う事により、腫瘍を小さくして手術をしやすくするだけでなく、
患肢温存手術などを可能にしました。
このように抗がん剤の治療で骨肉腫の治療の幅が増えたことにより、患者さんの完治率も大変希望のあるものになってきました。
抗がん剤を使った治療法で標準的なものは、3ヶ月程度の抗がん剤治療の後に手術を行い、摘出した腫瘍で抗がん剤の効果を見た後に、その効き方に応じて更に1年程度の抗がん剤を追加していくというやり方になっています。
また、使われている抗がん剤で基本的なものとしては
- メソトレキサート
- シスプラチン
- アドリアマイシン
この3剤となっていて、イホスファミドを加える事もあります。
また、各抗がん剤の副作用についてですが、全体的に関していえば嘔吐、口内炎や白血球現象に伴う感染症などが一般的ですので、抗がん剤使用後は注意が必要です。
これ以外には、各抗がん剤で副作用があるので、参考にして下さい。
シスプラチン・・腎障害や聴障害
アドリアマイシン・・心臓障害など